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林原という企業が倒産しましたが、その企業の倒産が今後引き起こす激震が大変な事になりそうです。
まず、この林原という企業ですが、トレハロースや肝炎の患者にインターフェロンの特許を持っている会社なんです。
ざっくりと言いますと、トレハロースは乾燥したものをある糖の働きによって元に戻します。
カップラーメンとか、乾燥した食品です。
インターフェロンとは、肝炎の患者さんや癌患者に処方する薬の一種ですが、この林原が量産のさきがけとのことです。
すごい会社ですよね~
で、問題なのはこの会社、数十年前から不正経理を行い去年末に資金繰りに行き詰ったので中国銀行(国内の銀行です)に相談したのがきっかけらしいですが、その中国銀行が担保保全を先にしてしまったわけで、他の銀行が企業再生にNoを出したのです。
もし、破産したり清算になったら?
この会社が持っている特許が問題になります。
その特許や清算ライセンスを切り売りする様になると思いますが、入札などで一番高い企業が購入する事になりますよね。当たり前ですが。
そうすると、中国の企業等が購入する可能性があるわけで、そうすると国内の国際競争力がまた一層失われる訳なのです。
はたまた違った見方をすると、中国銀行は岡山などでかなりの地位を占める銀行みたいで、その銀行のモラルハザードを含め、存続の危機にたちそうなのです。
中国銀行が破綻すると、90年代の北海道拓銀の時と一緒で一地方の経済基盤がおかしくなってしまうでしょうね・・
恐ろしいです。
なぜそんな中国銀行ほどの銀行がそんな事をしてしまったのかというと、まず林原という企業はその地方の企業の雄だったことと、中国銀行の大株主であり、そのいびつな構造だったのでしょうね。
そんな銀行が内部で知ってしまった事で抜け駆けして自分達だけは保全したと。
でも、それも焼け石に水なのですが。
試算によると、450億以上が焦げ付くらしく、仮に破綻しそうでもその抜け駆け問題があるからどうも行政からの助けも受けられそうも無く・・
その上、中国(なんかややこしいですが、この場合国)に特許を持っていかれたら?
考えるだけでも恐ろしやです。
だけども、そんな素晴らしい企業が昔から不正経理を行う必要があったのか?
そんな疑問も浮かびます。
放漫経営だったのか?
問題の根はあまりにも深そうです。
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