厚木にある土建屋さんの社長のプライベートな日々
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先日、フジテレビの毎週日曜朝7時半より放送される、新報道2001という番組の取材を受けました。
すでに放送されてまして、朝早いにも係わらず、ご覧になった方もいまして、ご連絡を頂いたりしましたね。
なぜそうなったのかと言うと、なにやら、このブログをご覧になった担当の方からご連絡を頂きまして。
どういう編集をされ、どの様な放送をされたのかは見ていないので分かりませんが、話は1時間ほどしましたね。
その内容はこんな感じです。
今、阿部政権になって、民主党時代からまさに歯車が逆回転するみたいに公共工事への投資が増える局面です。しかし、今まで長い時間をかけて減った仕事量に対し、実際に減ったのは職人の数と彼らの単価です。ピークからは仕事量は半減し、労務単価は半減とまではいかなくても、2/3くらいまでは平気に減っています。
それを、「じゃー公共工事を増やすので、みんなガンバロー」なんて言っても、20年に渡る減り方を実感している建設業は簡単には信用しないと思います。これからは増えるが、本当に単価が上がるのか?職人の確保が出来るのか?仕事を受注しても逆ザヤになるのではないのか?不信感だらけです。
実際に、都内や震災地では、逆ザヤや人手不足から工事そのものが出来ないとの判断で応札する業者がいない=不調が、現実に起こっているのです。
今までの過程で政治が行ったのは、減らすのは職人だけではなく会社も減らす目的でしょうが、建設業許可や入札の縛りがどんどん厳しくなっていきました。その中で結局は、実際にはある程度熟練した経験をもった現場監督(技術者)が減っていったのですね。
役所の内部でも担当者の配置換えなどにより、設計や積算業務が滞っている話も漏れ聞こえます。
予算をつけるだけではなく、これからのインフラ整備の流れ(維持・補修)や建設業者の実際を鑑みて、その対策も必要になるはずです。
・・・とまあ、長いのですが、こんな事をお話しました。
それで、労務単価ですが、推移を示す表がありますので貼っておきますが、おそらく長崎県のもので、神奈川は+3,000円くらいかと思います。分かりやすいので貼ってみました。

この表はクリックすると大きくなりますので、ぜひ拡大して見て下さい。
平成9年に普通作業員で19,100円まで上がっています。神奈川ではおそらく2万越えですよね・・
現在は(平成22年時)は10,900円。
ほぼ8,000円ほど下がっているのですよね。
前から言っているのですが、すごく大変なこの仕事、いわゆる3Kというヤツなのですが、この日当たりの賃金が実質数千円(やはり調査結果と3千円くらい相違がある)で、誰がやるのか?
もし町でアンケートとったら9割以上の方がやらないと答えると思います。
やっている僕が思うのですが、とにかく今の若い子に魅力が無い仕事なのですね。
賃金が安く、3K、はてまていつまでも仕事があるとは言えない(安定していない)、こんな仕事なんです・・
生活保護も取りざたされていますが、これからはまた良い意味で職人であり、マイスターがより良く生きていける社会が、やっぱり良い社会でもあると思うんです。
もちろん、以前はいろんな問題もあったと思います。
しかし、今は淘汰も進み、クリーンな法人でないと入札にすら入れないのですね。
まずは国以下、各自治体も物価版からの単価よりも先に、まずは労務単価引き上げを実施してみたらどうでしょうか?
むずかしいでしょうが。
以前は公共工事=悪だったのが、やっと必要である事業という方が増えてきました。
ここで、より良い人材を作るべく、業者の努力は当たり前ですが、政治の側も力を入れて、予算だけではなくもっとすそ野を広げるために具体的なテコ入れをしてもらいたいと望みます。
すでに放送されてまして、朝早いにも係わらず、ご覧になった方もいまして、ご連絡を頂いたりしましたね。
なぜそうなったのかと言うと、なにやら、このブログをご覧になった担当の方からご連絡を頂きまして。
どういう編集をされ、どの様な放送をされたのかは見ていないので分かりませんが、話は1時間ほどしましたね。
その内容はこんな感じです。
今、阿部政権になって、民主党時代からまさに歯車が逆回転するみたいに公共工事への投資が増える局面です。しかし、今まで長い時間をかけて減った仕事量に対し、実際に減ったのは職人の数と彼らの単価です。ピークからは仕事量は半減し、労務単価は半減とまではいかなくても、2/3くらいまでは平気に減っています。
それを、「じゃー公共工事を増やすので、みんなガンバロー」なんて言っても、20年に渡る減り方を実感している建設業は簡単には信用しないと思います。これからは増えるが、本当に単価が上がるのか?職人の確保が出来るのか?仕事を受注しても逆ザヤになるのではないのか?不信感だらけです。
実際に、都内や震災地では、逆ザヤや人手不足から工事そのものが出来ないとの判断で応札する業者がいない=不調が、現実に起こっているのです。
今までの過程で政治が行ったのは、減らすのは職人だけではなく会社も減らす目的でしょうが、建設業許可や入札の縛りがどんどん厳しくなっていきました。その中で結局は、実際にはある程度熟練した経験をもった現場監督(技術者)が減っていったのですね。
役所の内部でも担当者の配置換えなどにより、設計や積算業務が滞っている話も漏れ聞こえます。
予算をつけるだけではなく、これからのインフラ整備の流れ(維持・補修)や建設業者の実際を鑑みて、その対策も必要になるはずです。
・・・とまあ、長いのですが、こんな事をお話しました。
それで、労務単価ですが、推移を示す表がありますので貼っておきますが、おそらく長崎県のもので、神奈川は+3,000円くらいかと思います。分かりやすいので貼ってみました。
この表はクリックすると大きくなりますので、ぜひ拡大して見て下さい。
平成9年に普通作業員で19,100円まで上がっています。神奈川ではおそらく2万越えですよね・・
現在は(平成22年時)は10,900円。
ほぼ8,000円ほど下がっているのですよね。
前から言っているのですが、すごく大変なこの仕事、いわゆる3Kというヤツなのですが、この日当たりの賃金が実質数千円(やはり調査結果と3千円くらい相違がある)で、誰がやるのか?
もし町でアンケートとったら9割以上の方がやらないと答えると思います。
やっている僕が思うのですが、とにかく今の若い子に魅力が無い仕事なのですね。
賃金が安く、3K、はてまていつまでも仕事があるとは言えない(安定していない)、こんな仕事なんです・・
生活保護も取りざたされていますが、これからはまた良い意味で職人であり、マイスターがより良く生きていける社会が、やっぱり良い社会でもあると思うんです。
もちろん、以前はいろんな問題もあったと思います。
しかし、今は淘汰も進み、クリーンな法人でないと入札にすら入れないのですね。
まずは国以下、各自治体も物価版からの単価よりも先に、まずは労務単価引き上げを実施してみたらどうでしょうか?
むずかしいでしょうが。
以前は公共工事=悪だったのが、やっと必要である事業という方が増えてきました。
ここで、より良い人材を作るべく、業者の努力は当たり前ですが、政治の側も力を入れて、予算だけではなくもっとすそ野を広げるために具体的なテコ入れをしてもらいたいと望みます。
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プロフィール
HN:
osanai
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1974/01/06
職業:
自営
趣味:
いろいろ
自己紹介:
お仕事とは別のプライベートな事、思った事、感じた事をツラツラっと書いていきます。
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